鉄道模型レベルアップ技法

鉄道模型のジオラマの山を上手に作るために

山間のすれ違い

鉄道模型のジオラマ用の山を作る時は、本物っぽく見えるように土台の形を工夫することが大切なコツとなります。土台になる素材は発泡スチロールや新聞紙などです。実際に作り始める前に鉄道と山が一緒に写っている写真などを見ておくと、よりリアルに作りやすくなります。素材はハサミやカッターで切り、ボンドなどでくっつけて、山の形にします。山の起伏を再現する方法としては、新聞紙を丸めたものを土台にのせて、その上からプラスタークロスをかぶせるのが手軽です。
ほかにも粘土を土台にくっつけて肉付けする方法も存在します。
また、土台のうえから石膏を塗っていけば後から色付けしやすくなりますし、ごつごつとした見た目の山に仕上がりやすいです。

山の形ができたら、様々な色の絵の具で塗っていきます。緑色だけではなく茶色や灰色なども用いることで、岩肌や土が見え隠れする山を作ることができます。1色だけで塗りつぶすと不自然な見た目になりやすいので注意しましょう。仕上げにパウダーやターフを上からまぶすと、より立体的でリアルな質感の山に近づきます。

山間

さらに、山にトンネルを開けて好きな列車を走らせることができるのも、手作りのジオラマならではの楽しみ方です。市販のトンネルポータルを使って、自分好みの情景を作り上げましょう。トンネルの内側にはガムテープや暗い色のテープなどを貼っておくと、外から内部が見えにくくなります。
このようにいろいろな素材や小道具を駆使すれば、理想に近い山を作りやすくなります。ほかの人の作品も参考にしながら、鉄道模型が映えるジオラマ作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。