鉄道模型で地下鉄を作る面白さ
鉄道模型と言えば新幹線や貨物列車のように地上の様々な景色の中を颯爽と走る車両がイメージされますが、地下鉄も鉄道の一種なのでジオラマで再現してもおかしくはありません。地下鉄車両も模型化されているので、本格的なジオラマを作る際に役立ちます。
地下鉄のジオラマ作りは一般的なジオラマとあまり違いはありませんが、使用するレールやストラクチャーの選択には注意が必要です。地下鉄のレールには基本的にバラストと呼ばれる敷石は使われていないので、ジオラマを作る際にはレールの敷石部分を再現していない製品を選びます。また、駅舎や商店などのストラクチャーは地上用の製品を改造するか、すべてを自作するかが普通なのでその点も注意しなければいけません。
地下鉄のジオラマを作る場合、地上の路線と組み合わせるのが大きな醍醐味と言っても過言ではありません。地上の車両と地下の車両をそれぞれ走らせることで、迫力のあるジオラマにすることができます。同じ空間にありながら地上と地下でそれぞれ異なる表情を見せるジオラマは長く楽しめる一級品と言えます。
その一方でジオラマを二つ作るのと同じ程度の手間と出費がかかることを忘れてはいけません。また、車両を操作するコントローラーなどの機器も複数用意することになるので、適切に管理できるように気を配ります。地下鉄のジオラマは上部を完全に塞いでしまうと景色が見えないうえに、車両が脱線した際の復旧ができません。
そのため、上部を塞ぐのは一部分だけに留める他、着脱ができるように加工する必要があります。
イギリスの車両や風景を身近で楽しめる
日本の鉄道や風景は非常に魅力的なものではありますが、海外の風景などに憧れるという方も多いでしょう。特にイギリスは雰囲気が素敵なこともあり、憧れを持ちやすいものです。
写真などで見ていたり、実際に訪れたりという事をしたことがある方もいるのではないでしょうか。しかし、やはり日本の風景や鉄道とは異なり、身近で見る機会は少なくなってしまいがちという点が残念なところです。そのため、常にイギリスの車両や風景を楽しめるように、鉄道模型で再現をしてみましょう。これなら自宅に居ながらにして、理想の風景や思い出を再現していくことが出来るようになるのです。
日本の車両と比べるとなかなか車両が手に入りにくいという事もありますが、一つ一つ自作をしていくという事も楽しみ方の一つと言えます。既存の車両を改造してイギリスの車両を再現していくという事も楽しいでしょう。工夫して完成させていくことは充実感にもつながります。
日本の車両で楽しむことに飽きてきたときに、こうしたイギリスの車両や風景を作り上げてみるという事は楽しみ方を広げてくれます。
また、実際にはない状態を作り上げることが出来るのも魅力の一つです。昔の風景を作り上げてみたり、物語に出てくるような素敵な風景を再現してみることも出来ますし、今はもう走っていない車両を走らせてみるということも出来ます。
このような幅広いことが出来る鉄道模型で、様々な楽しみ方をしていきましょう。